おかえり箱根登山鉄道 台風19号で被災、9カ月ぶりに全線で復旧
ども、すーさんです!
今年の梅雨は長いですね。本格的な夏の到来が待ち遠しいです。
さて、そんななか嬉しいニュースを見つけました!
神奈川を代表する観光地「箱根」を走る箱根登山電車が、全線で復旧しました。
昨年の台風19号で被災してから、実に9カ月ぶりです。
◎台風19号で甚大な被害
箱根湯本―強羅間では、全線にわたって倒木等の被害が発生。
とくに被害が大きかったのは、大平台駅―仙人台信号場間に位置する「大平台隧道」「大沢橋梁」と、
宮ノ下駅―小涌谷駅間の「蛇骨陸橋」「小涌谷踏切」の4カ所だといいます。
◎当初の予定から3ヶ月前倒しで復旧
復旧工事が迅速に進捗した理由は幾つかあります。
暖冬により降雪の影響を免れたこと。
地元の理解が得られ、夜間作業を支障なく行えたこと。
これらの他に、迅速な復旧を支えた国の支援がありました。
箱根登山鉄道の担当者は、「国(国交省)が迅速に、復旧に向けた音頭取りをしてくださったことが大きい」と話しています。
箱根登山鉄道が被災状況に関する情報をウェブで発信した翌日には、関東運輸局の担当官が状況把握のために現地視察に訪れたとのこと。
また、復旧に向けては、鉄道、道路、河川など、さまざまな関係者が連携する必要があったが、視察から1カ月を経ずに、
国交省(鉄道局・道路局など本省の関係部局および関東運輸局等)、神奈川県、箱根登山鉄道が参加する会議体がつくられ、
民有地であるために調整が難航しそうなのり面の補強工事を県の担当にするなど、役割分担が迅速に決定されたという。
◎試練の続く箱根の鉄路
箱根の鉄路は、近年では試練の連続でだったといえる。
2011年の東日本大震災、2015年の大涌谷の小噴火、台風19号被害と試練が続いたが、
今年は箱根のゴールデンコース開通60周年、3月20日にはケーブルカーが新車への置き換えられ、7月9日には早雲山駅がリニューアルオープンするなど明るい話題もある。
コロナ禍でも、感染予防対策を万全にしつつ、今後、どのように集客を図っていくか、今まさに知恵を絞っているところだという。
◎ワクワクが、帰ってきた。おかえり、箱根登山電車。
小田急箱根グループが箱根登山鉄道の再開を記念して企画・制作したプロモーションムービー「ワクワクが、帰ってきた。」へのアクセスが、7月23日の営業運転開始を前に増えている。
物語は、箱根登山鉄道に憧れ乗りたいと願い続けている少年の姿から始まる。
その願いを2019年10月の台風19号が打ち砕く。
箱根登山鉄道は、倒木や土砂崩れにより一部線路の流出など甚大な被害を受け、箱根湯本駅~強羅駅間の運休を余儀なくされた。
その光景に小さな胸を痛める少年。見守る祖父母と両親の優しいまなざしが描かれる。
物語では、いよいよ運転再開の日に少年の願いがかない強羅駅に向けて出発する。
駅係員・乗務員や復旧工事関係者のほか、地元の旅館や飲食店の従業員など多くの人々の笑顔と共に、少年と家族を迎えていくストーリーになっています。
最後に一言。
おかえりなさい、箱根登山電車。
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